節約や貯金に興味があると、支出をおさえることばかりに意識が向き、お金を使うことを忘れがちです。
それって、ちゃんと人生楽しめてます?
20代で貯金額〇〇万円!てどうなの?
若くして貯金がものすごーくある方を「すごい!」と思っていた時期があります。そして、漠然とそこを目指していた時期もあります。
20代なのにそんなに貯金あるんだ~!
年間〇万円貯金すればいいのか~!
などなど…
何のための貯金なのかはさておき、とにかく「貯める」ということに意識が向いていました。
私なりに貯金はしていましたが、他の人がもっと貯めていることがわかると、もっとできるんじゃないか!?と思ったこともありました。
でも、貯めることばかりを意識していると節約どころかお金を使わなくなり、人生を楽しむ機会を失うことになるから危険です。「貯金をすること」は「お金を使わないこと」ではないはずですよね。
それに気づいた今は、若くして貯金がものすごーくある方を単純に「すごい!」とは思いません。
「なんでそんなに貯めてるんだろう?」「人生楽しめているんだろうか?」と感じ、「もっとお金を使えばいいのに」と思うこともあるくらいです。←余計なお世話(^^;)
お金そのものに価値はない
お金はただの紙切れです。金属の塊です。使ったときに初めて意味を持ちます。
お金がなかなか使えない私に、母は「お金を通帳に入れてても何の意味もないよ」と言いました。貯金があるにもかかわらず使うことに躊躇してしまうときは、いつもこの言葉を思い出しています。
貯金は大事。うん、大事ですよ。ないと困る。不安。
でも、ある程度貯まったらもういい。毎月計画的にやりくりできてれば成功なので、必要以上の貯金は不要。それよりも、ちゃんと使って人生の質を上げたほうがよくない?楽しくない?
お金を使ってほしいものを買う。おいしいものを食べる。質のいいものを手にする。素敵な時間を過ごす。思い出をつくる。そうやって使った方が人生の質は上がる。
ただし、浪費はNGですが!
節約しましょう。貯金しましょう。主婦雑誌が好きな私は、そういう情報ばかり目にしていました。だれも「お金をもっと使いましょう」なんて、教えてくれませんでした。(というより、私の目には入ってこなかっただけですが)
根っからの貯蓄体質の人には、「お金を上手に使うには?」という情報の方が必要なのかもしれません。
お金を使って、人生の質を上げる暮らしへ
結婚して仕事をやめて貯金がなかった20代は、貯めることを第一に考えて過ごしていました。30代に入り相変わらず専業主婦ではありますが、これまでの家計管理のおかげで蓄えもでき、夫の昇給で月収も増えました。
結婚以来、「いかに安く抑えるか」を第一主義にしていた部分がありましたが、そろそろこの考えやめようかなと。悪くはないけど、「どこにどう使うか」も考えていこうと思うのです。
お金のかかる子育て中であればまた違うのでしょうが、わが家は二人暮らし。
必要以上に貯金しすぎず、もっと使うことにも目を向けて、人生の質を上げる暮らしをしていきたいと思います。
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